はじめまして  TOYO RESTAURANTの大森雄哉です。

今、僕はパリTOYO RESTAURANTで、中山豊光シェフに師事しています。 パリ渡仏は2回目ですが、毎日が新しい事との出会いで充実しています。 中山シェフの傍で日々を過ごしているそんな僕のパリの生活を紹介致します。

中山シェフは毎日、マルシェや店を回り野菜やチーズなどその日の食材を買い付けに 行きます。僕も週に二回開かれるイエナのマルシェに同行させてもらう事があります。 そこではBIOの八百屋さんや有名なチエボさん、フロマージェリー、また旬な食材、 それぞれ季節では、キノコ等その季節のその日の最良の食材を購入します。

 

イエナのマルシェではガレット屋さんでの朝食も楽しみの一つです。買い出しが終わる と両手いっぱいの荷物を持ってお店に戻ります。

 

レストランに戻ると仕込みのスタートです。 お昼の営業までは怒濤の仕込みで少数精鋭の為、みんな仕事の先を読みながら走り回って います。 その中でも整理整頓を忘れず、食材の状態を見ながら仕込みを進めます。 中山シェフの素材へのこだわりと想い…。RESTAURANT TOYOは、新鮮な素材を駆使した料理 でもあるからです。 そして、朝に買ってきた野菜はカウンターに並べ、パリの四季をお客さまの視覚でも味わっていただいております。いよいよお昼のランチの時間。お客様のご来店を心待ちにしています。

 

最初、カウンターに立った時はフランス語も出来ない為、話しかけられることが怖かったのですがTOYOにいらっしゃるお客様はとても心が寛大でお料理を提供するときも、下げる時も色々な反応をしてもらえることが多くとても楽しくなり、今では積極的にお客様とコミュニケーションをとれるように心掛けております。

 

お昼の営業が終わると後片付けをして休憩に入ります。 時間があるときは近くのリュクサンブール公園を散歩したり、近くのカフェでお茶をしたり束の間の休息・息抜きをしに行きます。   夜の営業は19:30から営業開始。 日本ですと、一段落つく時間ですが、フランスだとその時間が食事のスタートの時間というのも最初はカルチャーショックでした。 夜の流れは昼とは違いお客さまは、ゆっくりと食事を楽しまれます。 ですので、お客様の好みや召し上がるスピードにも気を配り、コースを作り、サーブしていきます。もちろん好き嫌いやアレルギー、ベジタリアン、宗教上召し上がれない食べ物がある方も多くいらっしゃるので、即座に対応できる技術や経験もこれから身につけなければならない事の一つだと実感しています。

 

そして一日が終了。片付けをしながらも一日の反省点を振り返ってみる毎日。 自然の恵みに感謝しつつ、お客様への感謝の気持ちを忘れずおごる事なく料理をお出しする。盛り付けやお客様への細やかな心配りも含め、中山シェフの想いのサポートしていく中で、自分なりにその想いと技を習得したいと日々努力あるのみです。

 

簡単に僕のプロフィールを紹介させていただきます。 2004年辻調理技術専門学校卒業。㈱ハウステンボスホテルズ入社。アランシャペル氏の弟子の上柿元勝に師事。その後、大阪フランス料理エプバンタイユ入社。熊本・洋食店 橋本入社。2010年3月渡仏、RESTAURANT TOYOで中山豊光氏に師事。その後帰国、2015年TOYOプロジェクト参画。2017年3月再渡仏 RESTAURANT TOYOにて中山豊光氏に師事。

大森雄哉でした!