Restaurant TOYO Tokyoソムリエの徳重雄大です。
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今週もワインをご紹介していきたいと思います。
今日は、甘口ワイン、、、どす^ ^
2018 Muscat de Beaumes de Venise
Dom. des Bernardins
Muscat de Beaumes de Venise
(ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ)は、
フランス南部のコート・デュ・ローヌ地区で
造られる甘口ワインです。
甘口ワインにもいくつか種類がありますが、
このワインは「V.D.N.(ヴァン・ドゥ・ナチュレル)」
といって、ブドウ果汁を発酵させている途中でアルコールを加え、熟成させるという方法で造られます。
液中のアルコール分が一定以上を超えると酵母が働かなくなり、アルコール発酵が止まります。そうすると、ブドウ果汁の甘味が残り甘口のワインが出来上がるという仕組みです。
ブドウ品種は、Muscat Blanc a Petits Grains
(ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン)なっ、長い!!笑
「マスカット」とも言われ、その名の通りマスカットのようなフレッシュ感と爽やかさがあり、芳香性に富んでいるのが特徴。
Let,s tasting !!
輝きのあるゴールドを含んだアンバー。
中程度以上の粘性とディスクの厚さから、アルコール度数は13.5%以上であると予測する。(ラベルの裏を見ると15%でした笑)
非常にエレガントで洗礼された香りの中に、
熟した洋梨や花梨、アプリコットのニュアンス、ライチや若摘みブドウの酸度と爽快感を感じ、石灰由来のミネラルとハチミツのような密っぽさがある。
アタックにほどよい甘味と爽やかな酸味を感じ、そのまま舌の奥に流れていく印象。味わいの中盤にはプロヴァンス地方のロゼワインに類似するコクや香りを感じる。最後にほのかな苦味があり、甘いだけではない自然な造りの甘口ワインである。
デザートをあわせるなら、
シャインマスカットを使ったタルトやレアチーズケーキなどが良さそう。
食後に頂く甘口ワインは、なんとも贅沢なひとときですよね。