Restaurant TOYO Tokyoソムリエの徳重雄大です。

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本日も1990年代のワインを紹介します。

1996 Chambolle-Musigny 1er Cru
   Domaine Comte Georges de Vogue

ブルゴーニュファンの方は、この時点で
ヨダレが出ちゃってるかもしれませんね笑
Chambolle-Musigny(シャンボールミュジニー)村で
最高の造り手の1人である、
Comte Georges de Vogue(コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ)さんです!!

1450年から始まったドメーヌの歴史…
今日のドメーヌの名前になっているジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵が継承したのは1925年のこと。
現在、ドメーヌを所有しているのはヴォギュエ伯爵の孫娘
たちですが、運営については、栽培・醸造・販売とそれぞれスペシャリストがいらっしゃるそうです。
この方々は、俗に『ヴォギュエの三銃士』と
言われています。

なんか強そう…

ドメーヌの長い歴史の中でも1970〜80年代には低迷していた時期もあったそうですが、三銃士の1人フランソワ・ミエさんが1985年より醸造責任者を務め、改革を行い見事復活を果たしました。
そうして、現在もブルゴーニュファンを唸らせる
上質でエレガントなワインを造り続けています。

そんなヴォギュエの特徴は、『ブドウの樹齢』
ヴォギュエのフラッグシップワインMusigny(ミュジニー)
には樹齢25年以上の古樹しか使わず、25年に満たない樹のブドウはグラン・クリュであっても全てシャンボール・ミュジニー ・プルミエ・クリュに回すそうです。
ちなみにこちらの1996年ヴィンテージには、グラン・クリュのブドウがおよそ40%使われているとのこと!!

ドメーヌによってそれぞれ、「どんなワインを造りたいか」という哲学や信念は違います。それによって栽培、醸造方法も変わりますよね。面白いですね^ ^

ではでは、今日はこんなところで。